のぼりの歴史

のぼりの考察

のぼりの過去

のぼりは、人々に何かを訴えかけ、かつ何かしら人々の行動を実際に変えるために昔から用いられてきた道具です。

ただし、今と昔ではどのような行動に影響を与えようとしていたか、それは大きく異なります。

そこで、昔使用された際には、のぼりはどのように用いられていたのかを見ていきましょう。

家紋が描かれている旗を見たことがあるでしょうか。

もちろん、今の日本社会には存在していないでしょうから、見ていたとしたら時代劇のような形で、です。

戦国時代、様々な勢力が入り乱れるようになりました。

そこで、所属を周囲の人間に示すことは、武将や兵士にとって、命に関わる、とても大事なことでした。

もし所属がわからなければ味方同士で戦ってしまう恐れがあるからです。

戦場で冷静に敵味方をゆっくり判断していこうなんてスタンスはとっていられません。

事実、同士討ちは敵軍の計略によるものであったり、自軍の混乱のためであったり原因は様々ながら起こってしまっていたようです。

旗を用いて示そうとはもちろんしていましたが、それでは不足がありました。

旗は風でなびいていないときは垂れてしまって、見にくいものです。

そのため正確な認識が難しく、一刻一秒を争う戦中にそのようなもので認識の難しさに手招いているわけにはいかなかったのです。

そして生まれたのが、そうです。

旗指物の中でも改良して作られた「のぼり」です。

逆L字型と呼ばれる形で、旗の2辺をきっちりと固定してしまうことにより、風の有無や風向きに影響されず、他人から見やすくなりました。

そんな戦での使用を目的としていたのぼりが、今ではランチの宣伝に使われるようになってはいるものの、人々の行動を変える、何かを伝えるためにあるという点は不変であるようですね。


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